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「あたしは、寂しかったわけじゃないわ。
悪魔についての知識はあったし。充分警戒もしてた。
ルースも一応警告はしてくれていたしね。」
「…あ、私も言われてました…。」
「見境ないものねー。あのバカは。」
「…はぃ…。」
「…なんかされたの?」
「一度…襲われそうになりました…。」
「…そう。お仕置きね。」
そうつぶやくアンジェラの目がきらりと光ったように見える。
「最初のうちはね、彼が女の子をたぶらかそうとするたびに、止めてたのよ。
おかげで、いつも喧嘩。彼がそうしなきゃ消えてしまうって知ってたけど。別にイイと思ってたの。悪魔だもの。」
「じゃあ…、どうして…。」
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