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「・・・今の、お仕置きなのか?したかっただけだろ。」
振り返ってノワールが聞くと、アンジェラは不敵に笑う。
「さあ?どうかしらね?」
「…なにをしたッ?」
「さあ?」
アンジェラは楽しげに笑う。
顔をひきつらせて、ノワールは自分の体に異変が無いかとキョロキョロ見回した。
そんな様子を呆れたように見ながら、アンジェラはため息をこぼす。
「あなた、ホントに悪魔?」
今更そう言われて、ノワールは訝しげに顔を歪めた。
「身を持って知ってるだろ。」
「…まあね。」
そう答えて、アンジェラはまたため息をつく。
「…もう、お前は抱かねーぞ。」
「・・・そう言って、昨夜も結局したじゃない。」
「あ…っれは、お前が他に行かせねーからだろッ。」
「だって、ムカつくもん。」
「…っ。お前、死にたいのか?」
「いいわよ。あなたになら喜んで、この命あげるわ?前にも言ったでしょ。」
「…ふざけるな…っ。」
ノワールは怒りを顕わにして怒鳴る。
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