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「名前は?」
「…リ…ン…。」
「リン。綺麗な肌してるな。」
「は…ぁ…。」
甘ったるい女の声と、それを煽る男の声。
・・・こんなとこで・・・?
気まずさを感じて、アンジェラは名残惜しくも中に戻ろうとした。
・・・が・・・。
「ぁ…あ…。ノワ…ル…さまぁ…。」
女の濡れた声がささやいた名前に、アンジェラの思考が停止する。
今…、ノワール…って…。
「言えよ。どうして欲しい…?」
…この…声…。
アンジェラの記憶が一瞬にしてよみがえる。
そしてそれは、そのまま、アンジェラの体を突き動かしていた。
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