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それぞれの明日
「どお?」
「まだ、眠ってる。」
「あなたも、少し横になったら?怪我だってしてるのよ?」
「・・・ああ。」
「…やることなけりゃ寝てばっかりのあなたが、夜通し付き添うなんて、槍でも降ってくるんじゃない?」
「…。」
アンジェラの言葉に、少しムっとして、ルースは椅子から立ち上がる。
「大丈夫よ。きっと…。」
「…ああ。」
そうして、ルースはアンジェラと交代してその部屋を後にした。
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