気まぐれ神様代行人

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上層(裕福な)地域と下層(貧乏な)地域 ハルトとアキトは下層地域に住むストリートチルドレン ハルトが事故で怪我を負う おろおろするアキト そこに一人の青年 青年はハルトの怪我を見、アキトを説得して病院へ 病院で治療中に青年は殺害される アキトが目を覚ますと車の中 そこには彼ら以外に二人の子供 アキトが二人の子供に問う 「君たちは誰?僕たちはなんで車の中にいるの?」 二人の内の男の子が答える 「俺はナツキ。こいつはユキ。よろしくな」 「僕はアキト。こっちは双子の兄でハルト。よろしく」 「んで、車の中にいるのか、だっけか?」 アキトはうなずく 「…悪ぃ。俺も状況が全くわかんねぇんだ」 「そっか…」 二人は沈黙する 「んー…お兄ちゃん?」 「お、起きたか」 「ここどこぉ?」 「車ん中。車の意味はわかるな?それん中に居るんだ」 「うん。ふぅん…この人、だぁれ?」 「アキト。その隣に寝てるのがハルト」 ユキはアキトとハルトをそれぞれ指差し、名前を復唱する 中間地域に着く 男性はアキトたちを降ろし、去る ハルトは寝たままなので、ナツキが背負っている 「ここ、何処だろうね」 「さあな…っと」 「あ、ハルト重い?」 「ん?いや、大丈夫。ユキは?」 「え?あ、彼処に…」 ユキは踏切の方へ
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