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「お兄ちゃん…?」
「……」
「君のお兄ちゃんはね。ハルト君を助けるために死ぬつもりなんだよ」
「っ!」
「俺はね、そういうの大嫌いな質なの」
「嘘…でしょ?―アキトさん!?」
「……」
沈黙が肯定を意味していた
「や、だ…!僕は、誰かを犠牲にしてまで…生きたくない!」
「……」
「アキト。なんで黙ってたの?」
「……」
「ユキはどうするの?」
「……」
「どうして相談してくれなかったの?僕らは友達じゃないの?」
「……」
「―シキ、残り幾つある?」
「……あ?」
「だから、仕事に差し支えない寿命は残り幾つ?」
「……さっきの合わせて20ちょっと」
「んじゃ俺のを30足せばいいな…よし!ハルト君カモン!」
「え?あ、はい。…はい?」
「ちょっと目ぇつぶってー」
「」
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