皇帝を唯一の跡継ぎ

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皇帝を唯一の跡継ぎ

少し前。私は冤罪で逮捕された。 牢に入れられ、大分経った頃。ある時、外が騒がしくなる。 そして牢に人が三人入ってくる。一人は皇帝、二人は御付きの兵士か。 そこで私は釈放され、出口まで皇帝らと共に向かった。 途中、暗殺者に襲われ皇帝は暗殺されてしまう。 最期に彼は私に伝言とアミュレットを託す。 伝言とアミュレットをジェフリーなる人物に届けてほしい。そう依頼された。 ジェフリーはウェイノン修道院にいた。 彼に会い、亡き皇帝の伝言とアミュレットを渡す。 そこで私は「メエルーンズ・デイゴン」の名を聞く。 それは魔界オブリビオンの王。破壊の王の二つ名を持つ魔族だそうだ。 皇帝亡き今、奴等が侵略してくるのでは。 ジェフリーは強い懸念を示す。 一刻も早く誰かが王位に着き、国を、世界を守らねばと彼は言う。 ジェフリーは暫し考え、やがて考えを話し始める。 「皇帝には唯一。息子がいます」 「息子は何処に?名は」 「名前はマーティン。彼は今、クヴァッチという街のアカトシュ聖堂で司祭を務めています」 「…すまない、地図を見せてくれ」 地図に従い私はクヴァッチに向かう。
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