キミ

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「なぁ、俺のコーヒーまだ?」 後ろから声がした。 (優良?!) アタシを押さえてた 男が手を話して言った。 「あんた誰?」 アタシはその隙に 振り向いて優良の方に 逃げようとした。 (え?!) そこに立っていたのは 優良じゃなかった。 「俺のコーヒーは?」 「え、いや…。」 その人はアタシに普通に 話しかけてくる。 「シカトしてんなよ!」 アタシに絡んできた 男がその人に近づきながら言う。 「誰って。あんたらこそ 誰よ? 人の女に手ぇだしといてさ。 あげく女に2人がかりって。」 アタシは言葉が出ず その場に立ち尽くしていた。
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