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暗い室内、起き上がる人影。
「ルミ姉、兄さん、なーに寝てるの二人とも? しかも」
絶句するサリア
……そして
「ひざ枕……なんで?」
発動から2時間が経過した頃であった。
術者カルミナに限りなく近い為に光り輝いているはずの光景注入の輪は消え、静かに眠る少女。ルメリア。そして
「おーきーろー!」
まだ状況が良く分かっていないサリアはルメリアを起こす。
「……おはよ。サラ。よみがえりおめでとう」
「え?」
「摘んで一ヶ月も経ってる満月草なんて使って……」
「え、あ」
「馬鹿! バカぁ」
「ひぃあ」
「……蘇りの古代魔法」
「ルミ姉、黒いオーラが見え「サラ。あなたのおかげでね」
「きゃあああ!なんで見えてるみたいに追ってくるの……やめてー(女の子が人の妹を捕まえて制裁を与えつつ何があったか説明するというあまりに不気味な光景の為、お見せ出来ません)
「カル、優しいカル。早く起きてね」
「……」
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