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高速で回転する風の刃は閃空刃で斬った部分に直撃し、今度こそ仙道の体を真っ二つに斬り裂いた。
「あ……ああ……」
仙道は小さく呻き声を上げながら、大きな音をたてて床に崩れ落ちた。
……終わった。
体の骨も何本か。体にもかなり傷を負ったが、なんとか勝てた。
ゆっくりと仙道に近づくとなんとまだ生きていた。
しかし、明らかに虫の息だ。
「ごふっ……まさか……こんな結果になるとはな……」
仙道は口から血を吐き出しながら、小さく笑っていた。
「ああ、これで戦いは終わり。俺達の勝ちだ」
俺は総帥に連絡しようと通信機に手を伸ばす。
「……ふっふっふ……ああ、これで終わりだ」
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