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「学園生活に大事なものとくれば―」
「愛と正義と友情とっ」
「「部活動だぁーー!!」」
「暑苦しい…」
安積が静創学園に来てから2日の昼休み。
植野、鈴橋、班乃、そして新たに安積を加えたメンバーで昼食をとっていた。
無駄にハイテンションな植野と安積に、隠しきれない鈴橋の疲労感。
相変わらず班乃は傍観を決め込みその状況を楽しんでいる。
そんな中、部活何にしようとキラキラしている安積を是非自分の所属する走り高跳びに!と、植野は密かに企んでいた。
明るく元気でノリが良い。
そんな安積が居れば部内はもっと活気づくに違いないし、尚且つ自分も楽しめそうだ。班乃に聞いた所まだどこにするかは決めてない様だし、ここは他の勧誘がかかる前に自分がっ!と朝から意気込み、そしてついにその時が来た。
「でねでね聖ちゃんっ!!俺走り高…」
今こそ我が部に勧誘をっ!
拳を握り熱意を入れた言葉を遮るように、今まで黙っていた班乃が口を開いた。
「そういえば、自己紹介の時文化部希望って言ってましたよね」
Σ(゜д゜)!?
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