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そんな二人の歩く背後。
ひっそりと近づく影が一つ。
「あのさ、がっくん。さっきは本当にー」
もう一度謝ろうかと口を開いた直後。
突如誰かが間に割り入り2人の肩に衝撃が走った。
「「Σ 痛っ!?」」
「おっはよーっ!」
「あっ…おは、よう?」
「……お前だr」
「なぁなぁっ、知ってるっ!?」
『いきなり現れてなんなんだこいつはっ?』
『しかもこちらが喋る間さえ挟まないっw』
そんな2人の戸惑いは意にも関せず、その誰かはなおも明るく話し続ける。
「今日さっ!転校生くるんだって!」
「えっ!?まじでっ*`∀´*」
「まじまじっ!俺の調査によると、背が小さくて華奢で恥ずかしがりやでシャイな可愛い子だって!」
「おおっ!むさ苦し男子校に麗しの兆しっ!?」
「落ち着け植野。どんな可愛い子だって野郎に変わりはないぞ…」
「Σノ´Д`。」
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