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暖かい日差しが緑に降り注ぐ昼下がり
いつもの様に太子は妹子を探す
どんな風に今日はからかってやろうか
どんな風に今日は一緒に遊ぼうか
期待を胸に秘めて辺りを見渡すと妹子はスタスタと歩いているのを見つけた
太子は笑顔になりながら妹子に走って近づく
「おーいっ妹子!」
「嫌………」
「嫌ってお前………」
太子は妹子から言われた一言に傷つく
いつもこんな感じだから妹子はあまり気に止めない
「っで、何の用ですか?」
妹子が話題を変えた瞬間に太子は目を輝かせて妹子に言った
「あのな、裏山に妹子に見せたい場所があるんだっ!」
「裏山…ですか?(そんな所になんかあったっけ?)」
「あぁ!一緒に行くでおまっ☆☆」
太子はウキウキしながら妹子に言う
「え!ちょっまだ仕事が……」
「仕事なんか糞くらえっ!」
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