入学

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俺はなんとなしに周りを見る。 皆、遠巻きに俺達を見るだけで近寄ろうとはしない。 まるで、この場所だけが危険区域になったかのように。 俺はそれを見ると、また彼女に話し掛けるために駆け寄った。 「ね…」 パンッ!! ………え? 頬にヒリヒリとした痛みが伝わってくる。 叩かれたのだと気づいときには、もう彼女は歩いて行ってしまっていた。 え……えぇぇえええええ!?
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