0人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
コンビネーション☆
肌寒い夜の道に、雨の音だけが響き渡る中、小さな灯りの下を傘をさして歩く男がいた。
周りの家の灯りは全て消えていて、照らされるのは真下の道だけ。
もくもくと歩く男の足はしばらくして止まった。
自分のアパートの前で横たわる一人の少年を見つけたのだ。
死にかけているのだろうか、そこで休んでしまっているのだろうか。
男は何もささずに横たわる少年を暫く見てやった。
萩原尚也24歳、職業警察官。
ごく当たり前で、どこにでもいるような生活は、この少年との出会いを境に変わろうとしていた――。
そして翌朝、尚也は顔を青くすることとなる?
最初のコメントを投稿しよう!