第一章 憧れの飛行機乗り

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食堂に入った練習生たちは、あまりの嬉しさに叫んだり、抱き合ったりと食堂の中は賑わいはじめた。 上官は 『今日は奢りだ。たくさん食え。』 と告げると、 『着席』 と言い全員テーブルに向き合い着席してすぐに料理が運ばれてきた。 そして 『頂きます』 全員の声が店の中から外にまで聞こえた。 昭栄はガッツイタ感じで食べて、10分足らずで食べ終わった。 『昭ちゃん、相変わらず食うの早いなぁ』 友人が褒める様に言うと 昭栄は 『俺は腹減ってるんだ。食べるのは天下一だぞ。』 友人は大笑いしながらも食べ物を口に運ぶ。 時は少し過ぎ10月。 その日、大西瀧次郎中将は戦局の打開策を考えていた。
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