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「霊夢ー!おきろー!」
「魔理沙さん…叫んでも無駄ですよ」
縁側で眠っている霊夢に叫ぶ魔理沙を文が焦りながら止める。
「何でだよ!文!霊夢が起きないんだぜ!?」
「そっ…そうですが…」
「魔理沙、文に八つ当たりしても解決しないわよ?ねぇ咲夜?」
「はい、レミリアお嬢様のおっしゃる通りです」
神社の階段を日傘を持たせながら登ってくる吸血鬼。
レミリア・スカーレット。
「だけど霊夢が起きないんだぜ!?平気なのかよ!」
「冷静にならない魔理沙が悪いんじゃないのかしら?」
嘲笑うかのように魔理沙を見、
霊夢の所へ歩く。
「魔理沙、心配なのはわかりますが冷静になりましょう」
レミリアの後ろを歩く咲夜にいわれ、
魔理沙は黙り込んだ。
「咲夜、これは眠ってるだけよね」
「そうですね…多少呼吸が浅いような気もしますが…」
考えるポーズをする咲夜。
「レミリアさんはわかりますか?」
文は聞く。
不安な顔をしながら。
レミリアは縁側に座り文を見、
「運命は変えれない、今の霊夢には能力が効かないようになってるわ」
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