†博麗神社†

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~現実~ 「夢の世界って言うのは、ある男の子が作った世界よ」 「男の子ですか?」 文が聞く。 真剣に聞いてる魔理沙を横目に紫は続ける。 「そぅ10歳の誕生日に神に願いながら死んでいった男の子よ」 「何故神に願ったんだ?」 「後はレミリアに任せるわ」 紫はダルそうに手をヒラヒラさせ、レミリアを見る。 「はぁ…死ぬことがわかっていたから、だから願った僕を忘れて欲しくない、夢の中だけでも覚えて欲しいってね」 「レミリアお嬢様?なら何故霊夢を夢の世界に?」 咲夜は疑問をレミリアにぶつけた。 魔理沙も文も気になった事だった。 「霊夢の気持ちと共鳴したからだと思うわ」 「気持ち…ですか?」 首をかしげる咲夜。 魔理沙はうつむき、文はレミリアを見る。 「そぅ気持ちよ」 「紫が覚めたんだから霊夢も覚めるよな?」 「わからないわ」 ダルそうに紫が魔理沙を見、はっきりと言った。 すべては霊夢次第って事をわからせたかったのか、否か…。
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