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「何故ボクたちが霊夢を知ってるのかはね?霊夢が一回この世界に来てるからだよ」
部屋の中でこだまする声。
『嘘よ、私はこんな所来た覚え…』
ふと空っぽだった本棚を見る。
一つ…一つだけポツンと横になって置いてある。
恐る恐る手を伸ばし手に取り、ベッドに座る。
「読んで霊夢…あの頃と同じように…」
見えないはずなのに何故わかるのかは気にしなかった霊夢。
何故なら、こんなような事を昔にしたような気がしていたから。
『ある日…一人の男の子が居ました…』
震える声で読む。
男の子の昔の物語を。
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