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うっすらと目を開ける。
暗闇の世界。
ここは…夢?
等と思いながら
起き上がる。
『真っ暗…紫~?って夢の中だから居るわけ…』
------オカエリレイム
『えっ!?』
バッ!
っと振り返るが誰もいない。
声は一定のテンポでこだまする。
----サァ、エンカイシナキャ。
『誰!?何で名前を知っているのよ!』
-----ミンナマッテタヨ。
その声は
霊夢の質問を無視して
話をしている。
『皆ってだ』
パァァアっと周りの景色が
館の中に変わり。
見たこともない人達が
霊夢を囲っている。
明るいのに顔は見えない…人達が。
『なっ!?』
戦闘体勢に入る霊夢。
だが人達は攻撃する素振りも見せない。
殺気も出してはいない。
-----エンカイノハジマリダ。
その声に反応するかのように
人達は広がり、
宴会を楽しんでるように
本当に霊夢を歓迎してるように思わせる。
霊夢は
体勢を戻し何故か懐かしい雰囲気を感じていた。
『何で…』
「霊夢…ボクだよ…覚えてないの?」
霊夢は素早く振り向き
一瞬動きが止まる。
まだ10歳くらいの男の子が立っていた。
見覚えはない。
だけどその子は名前を知っている。
疑問が霊夢の頭の中を巡る。
記憶を巡り巡り
最後には廻り廻り。
解決はしない。
『何で名前…』
霊夢は疑問を男の子に聞いてみる事にした。
何故か何か思い出せるような気がして。
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