異端者

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しばらくするとはまた違った意味で重みのある扉が見えた。躊躇することなく扉を開けると、いくつもの部屋が連なり装飾の豪華なところに出る。まるでホテルのようであった。 「お疲れ様でした。 カードをご提示下さい」 先程までとは明らかに違った空間に驚いていると、脇のスピーカーから音声が聞こえた。 側にあった小端末にカードを翳すと、ピーという機械音が鳴る。 「ユリア・コールハート様ですね」
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