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和人が眠りについた頃。
天術界、グランディス天術学校の廊下を一人の女性が闊歩していた。
しばらく闊歩すると女性は、廊下壁側にある初代校長の石像の背中に手を廻し、ボタンを押した。
すると、石像の横で、壁がうごめき、アーチが出来た。
アーチの先には、石造りの階段があり、その先には、木造の本体に、金の装飾がされた高級感溢れるドアがあった。
彼女は、石造りの階段をコツコツと登り、ドアをノックして言った。
「校長先生。いらっしゃいますかぁ?」
「ああ、露美くん。入りたまえ。」
露美は、金の取っ手に手を掛け、ドアを開いた。
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