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雨の翌日。
ある日のこと。ふと、水溜まりを覗いてみた。すると、当然ながら自分の顔が映った。はずだった。
僕は、驚いて腰を抜かした。水溜まりに映ったのは、自分の顔ではなかった。世にも恐ろしい姿…この世のものとは思えない姿。動揺して、激しく脈打つ心臓。僕は覚悟を決めて、もう一度覗いてみた。
水溜まりに映ったのは、やはりこの世のものとは思えない姿。僕は、顔面が蒼白になった。その場に座り込み、頭を抱え、天を仰いだ。そして、思わず呟いた。
「Pardonable」
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