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「少しでいいから…さっ!」 次郎は雅史から舵を奪い、方向を島の砂浜に向けた。 「図に乗りやがって。ほんとに少しだからな!」 「りょうかーい。」 ザザー… ザザー…ン 「着いた着いた。うわ、不気味。」 「俺は船にいるからな。5分くらいで戻れよ。」 船が流されないように、雅史は残ることに。 次郎は一人で森へ向かった。
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