519人が本棚に入れています
本棚に追加
「ひなちゃん!ひなく~ん」
今日も無事舞台を終えてみんなでホテルに戻る途中。大倉が村上を呼ぶ。
「…そんな大きな声出さんくても聞こえとるよ…どうしたん?」
ニット帽から覗く大きな瞳(身長差的に必然と上目遣いの村上)に、大倉は自分で呼んでおきながら焦る。
「…さっき聞いたんやけど…滝沢くんの舞台?出れるって…ホンマなん~?なんか…イマイチ信じられんくて…けど、ひな君も一緒ゆーてたから…確かめたくなってん…」
「それだけかい!もっと急ぎの用事かと思ったわ…」
柔らかく笑って、隣を歩く大倉をどついた。
→
最初のコメントを投稿しよう!