ぶらっく茄子

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「…ただいまぁ~」 誰も居るはずの無い部屋に無意識に声を出してしまい横山は自分の行動に焦った。 「!?」 薄暗い部屋には外からの弱い光りが差し込むだけ、部屋のスイッチを入れるタイミングを見事に逃した。 ソファには見慣れた恋人の寝姿… 「…ひな」 小さめの声で呼び掛ける。この時期いくら暖かくなってきてもまだ、梅雨明けした訳でも無いし今日に至っては若干肌寒いぐらいだ。
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