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「コインを集めろって言われてもそもそもどんなコインなんだよ」
筋肉質な男が呟き出した。
「そうねえ。それに何枚集めるのかも解らないわ。」
セクシーな女が言った。
「・・・7枚だ」
眼鏡を架けた知的な男がそう言って、モバイルPCを見せてきた。
「さっすがメガネ!だてにメガネはかけてないね~」
「ふん。メガネ、メガネうるせぇよ。このタンパク質過剰摂取男が」
「なに~」
そんな二人のやり取りを無視してセクシーな女が覗き込んできた。
「確かに7枚だね。でも抽象的な情報しか解らないわ。入手方法も解らないしね。まぁ、でも一つだけ言えることはお宝といいつつも、世に出回ってる枚数が多いことね」
「はん、ようは怪盗しやすいってことだろ。簡単じゃん」
「お前は単純でいいね」
「なにっ!」
再び筋肉とメガネが揉め出した。
「さてどうしよっか?」
セクシーな女がしきりだすと、
「俺は少し気になることがあるんでネットで当たって見る」
メガネが言い出した。
「ふ~んじゃ俺は闇市場でも覗いてみようかな」
筋肉が言った。
「じゃ私は聞き込みから始めようかな」
セクシーが言った。
こうして3人はそれぞれ行動を開始した。
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