夢の中で、君と。

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鼻の奥を鳴らして笑った。 「君を作ったのは、この僕なんだね」 「そうだよ――君がまだ5歳の時だ」 その事実を知った僕は、周りに漂うピンク色のもやを撫でるように指を動かした。 今は意識しないようにしているが、僕は昔(僕以外の人はみんなロボットなのではないか?みんなRPGの村人みたいに決められた時刻に決められた言動をしているだけなのではないか?)そう思っていた(意識しないようにしているだけで、今もそうなんだけどね)。
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