夢の中で、君と。

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そう……僕は僕以外の人になれないことに至純な恐怖と不安を覚えている。 内面の孤独を知ったのもこの頃だ。 「そう、その時君が想像したロボットがこの僕だよ」 ロボットはそう言った。 それから右の掌を僕に向け「あ、僕は君から作り出されたんだから君の心が分かるんだ」と、さらりと言う。 それによって、僕が息を詰まらせ、不気味がることはなかった。
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