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医者は手のほどこしようがなく、しばらく様子を見るように伝えた。
太郎は病院からの帰り道「なぜこんな症状がでるようになったのか」と自問自答しながら歩いていた。明らかにイライラし、ストレスが溜まっていた。
「ストレスとかけて男の器ととく、その心は、解消(甲斐性)が必要でしょう…
ああ、本当にストレスが溜まる」
太郎の携帯が鳴った。
「携帯とかけて競馬ととく、その心は、機種(騎手)の数が豊富です」
とっさに浮かんだなぞかけを必死に振り払うかのように電話にでた。
「もしもし」
「お~太郎久々だな」電話の相手は太郎の親友増田であった。
「お~しばらくだな、どうした?」
「最近会ってなかったから近々飲みにいこうぜ」
二人は明日飲む約束をした。
「増田とかけてタモリさんととく、その心は、いい友(とも)」
頭の中で言い終わるかどうかのタイミングで太郎は電話を切った。
「明日、山田に病気の相談をしてみよう」
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