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書かれていた、初めての愛の告白に喜ぶ間もなく、そのところどころ滲む文字に、机に置かれた契約書に。
血の気が引いた。
慌てて寝室のドアを開けるも、部屋の主はいない。
それどころか、少し乱れたクローゼットが目に入る。
「嘘、だろ…?」
意味もなく玄関へ走り、ドアを壊すかのような勢いで開け、変わらない寒空とチャリ、という音にドアに手をつく。
恐る恐るポストを開けて、転がり込んできた銀色のソレ。
俺が持つのと全く同じ、鍵。
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