救出Ⅱ

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「男3人で泣いてても、気持ち悪いし行くか! おばさん達に笑われちゃうな。」 俺は涙を拭きながら、笑いながら言う。 「そうだな。」 「行こう。」 俺は竜二に刀を渡した。 「最後に挨拶してくるか?」 俺は竜二に聞いた。 竜二は首を横に振る。 「そっか。 じゃぁ帰ろう!」 俺達は家を出て、車に乗り込んだ。 「さようなら…。 ありがとう。」 竜二が玄関を出る時に、中に向かって呟いた。 俺も盛一も聞こえないフリをした。
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