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「男3人で泣いてても、気持ち悪いし行くか!
おばさん達に笑われちゃうな。」
俺は涙を拭きながら、笑いながら言う。
「そうだな。」
「行こう。」
俺は竜二に刀を渡した。
「最後に挨拶してくるか?」
俺は竜二に聞いた。
竜二は首を横に振る。
「そっか。
じゃぁ帰ろう!」
俺達は家を出て、車に乗り込んだ。
「さようなら…。
ありがとう。」
竜二が玄関を出る時に、中に向かって呟いた。
俺も盛一も聞こえないフリをした。
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