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「お帰りなさい。」
おばさん達が言う。
「心配掛けました。」
竜二を美和の両親に紹介した。
俺は疲れ切っていた。
ソファーにドカッと座って煙草を吸った。
「すぐにご飯にするからね」
美和とおばさんがキッチンから料理を運んで来た。
美和の料理も好きだが、やはり師匠のおばさんの料理にはかなわない。
俺は今日一日何も食べてない事を思い出して、一気に腹が減ってきた。
料理が運ばれ、みんなで楽しく食べる。
今は嫌な事を忘れている。
これから先どんな地獄が待っているか、
誰も知らない。
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