行間1

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「今更連絡を入れてくるとはどういうことだ?」 『ネセサリウスから襲撃を受けた。そっちは大丈夫か?』 「学生に紛れてんだ。大丈夫。今は霊装によって魔力の精製もできない状態だからな」 『そうか。悪かったな』 「ところで取引きの方はどうするんだ?」 『明日、13時に。場所は同じ場所で構わないな?』 「あぁ…。ところであんたらはこの霊装を使って何をする気なんだ?」 『君には関係のないことさ。じゃあ、明日。よろしく頼むよ?』 そう言うと取引き相手は強引に通信を切った。 「……レーヴァテイン…こんな霊装、何に使うっていうんだ?」 そう呟いた魔術師は闇へと紛れて行く。今日もまた暑い夜になりそうだ。
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