追いかけっこは突然に

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午前6時 霜月高校の学生寮 ここには学園都市にはイレギュラーな存在がいる。 『魔術師』 自らをそう呼ぶ少年が学園都市Lv5第3位である風祝ナオの部屋に泊まっていたのだ。 「今日からは自由に動けるぜ!いやっほーい!」 「朝からテンション高いなあオイ」 「今日はもうネセサリウスが学園都市上層部と接触してくれて俺の指名手配が解けてるんだ。」 「あぁ…そう。」 「そして今日!霜月高校は休校となったぁ!!」 「あぁ…そ……え?」 「いやなんか魔術師は昨日あそこにいたし、うちの連中が魔術的な通信を傍受したところ今日の1時に取引きがあるらしいから」 「魔術師って凄いな」 「それ程でもねえよ!とりあえず今から目的地を下見しとくか!」 今日は憂鬱な1日になりそうだ。
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