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今日の13時には取引きが始まる。
そもそもそれはそんなに大切な物なのか?
そういったことを考えていても魔術を知らないナオにとっては価値もわからない。
「霜月高校の裏口はちょっと進むと路地裏みたいな光景が広がってるんだ。そこにはスキルアウトが沢山いる」
「スキルアウト…?」
「超能力が使えない連中だよ」
それで能力者を襲ったりする怖い奴らだ と、未だに首を傾げている桜井に説明した
「そろそろ着くと思うけど…ってアレ?桜井?」
次の瞬間。ナオは恐るべき物を見ていた。それは…虚空だ
「もしかして、もしかするとアイツは…桜井は…バカなのか?」
ハァ…と 弁当のど真ん中に嫌いな食べ物を発見した子供のような、でかいため息を吐いた
「憂鬱だ」
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