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「チッチッチィ…甘いぜぇローマ正教サンよぉ!」
桜井の表情は余裕の一色
本来のミルキーウェイは攻撃用の術式
それなのに星の欠片は爆発することもなく、ただ魔術師にへばりつく。まるで魔術師の自由を奪うかのように
「(まさか…)」
何故あんなに速度が遅かったのか
「(まさか)」
なぜわざわざ全方位を囲うような面倒なことをしたのか
「ソイツは確かに攻撃用の術式だ。だが今回のは俺仕様にアレンジしてあってな…スイッチ」
次の瞬間、全て星の欠片が魔術師へと向かった。
だが魔術師への具体的なダメージは未だに無い。だがローマの魔術師の表情にはやられたという感情が完全に表に出ていた。
「攻撃、拘束のどちらも可能な俺仕様のミルキーウェイだ。今使ったのはどっちだかわかるよな?もちろん拘束用だゼ?」
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