追いかけっこは突然に

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__________ 学園都市第七学区にある普通の喫茶店。そこでナオと桜井はくつろいでいた とてもじゃないが今もどこに潜伏しているかわからない魔術師を捜しているようには見えない 「桜井、これからどうするんだ?」 「敵を見付けなきゃならんことには変わり無いんだけどなぁ…」 「だから、それを見付けられなきゃ意味が無いんじゃないかなあ…というか意味ないじゃん!」 「そこら辺は何とかなるから気にしなくと良いぞ」 「何とか…って」 ナオがあり得ないだろと呟こうとした瞬間、桜井の方から桜井とは別の声が飛んできた 『そう!何とかなるもんだぜ!』 音源は桜井の持っていた十字架型の霊装 『微弱だけどちょっとした魔力を感知したのよ!多分さっきの戦いで敵がレーヴァテインの魔力を抑えていたケースを捨ててレーヴァテインだけを持っていったからだと思う。あのクラスの霊装になると単体で魔力を持つようになるからね!』 恐らく桜井の同僚の魔術師だろうとナオは適当に論付け、聞き耳を立てた 「ああ、わかった。サンキューな!…で位置はどこら辺なんだ?」 『第18学区、霧ヶ丘付属から東にざっと2kmってとこだね』 「…いや、わかんねえよ」 「やっと俺の出番だな!霧ヶ丘付属はここから東に向かえば歩いてても10分程度の位置だ。そこから南に2kmってことは霧ヶ丘の予備校建設予定所だ」 『君は?』 「俺か?学園都市Lv5第3位、風祝ナオだ。よろしく」 『僕は皆からやまぴって呼ばれてる。だからやまぴって呼んでくれ!今回の桜井の霊装回収作戦で桜井への指示やらバックアップをやらさせてもらってるの。…そうだ!君にはそっちで桜井の援護を頼みたいんだけど…良いかな?学園都市上層部はちゃんとした協力者を派遣してくれないし…』 「そっちもそっちで困ってるんだな…。よし!任せとけ!」 『ありがとう!君はもちろん魔術的なことには疎いだろう?ということで電話番号を交換しよう!あっ、あと桜井…早く………貸した金を返』 「また後で連絡するっ!」キリッ
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