行動開始

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鉛筆、糸、地図 必要な物は揃った。と魔術師は早速準備にとりかかる 「必要な物って…たったそれだけなのか?」 「フッフーン!そう!これだけで良いのです!お家で簡単!即興ダウジングマシン!いえーぶへらっ」 「もう夜だからあんまうるさくするなよ…」 「いっ…イエッサー」 魔術師曰く北欧系の金脈探査術式を応用、霊装にのみ有効な探査術式を使うとか使わないとか 全く意味がわからないのがナオの現状である。 「今現在の霊装の座標+300mつまり半径300mの円を地図書き込むって訳だ!」 魔術が何かを唱えると鉛筆が宙に浮き始めた。そして次の瞬間には一人でに地図に何かを書き込んでいる 目を丸くするナオに対し桜井は告げる。 「これが『魔術』」 「すげえ…な!地図はどこ指して─────」 ナオの頭が真っ白になった 「んー…この高校、名前何て言うんだ?」 首を傾げる桜井に対しナオは静かに告げた。 「霜月高校。俺の通う高校だよ。」
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