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キラ 「つまり湊の父親はその会社とやらでは一番偉いってことだな」
湊 「まぁそうかな」
キラ 「つまり名前目的で近づいてくるやつが多いのか」
湊 「そんなとこ」
キラ 「こういうことはどっちでもあるんだな」
キラたちの世界では貴族の中でこのように名前目的で仲良くなったりすることは良くあることだ
湊 「最近はお見合い申し込まれたりして大変だよ」
キラ 「湊も大変なんだな」
俺も運命が違ってアーシュライト王国が残っていたら湊と同じようなことを経験したのかななどついつい考えてしまう
キラ 「そういや俺に何か用があったんじゃないか？」
つい話しがズレてしまったが湊が部屋に来たのだから何か用があったのかもしれない
湊 「そうだった！さっきお父さんにお母さんのことを電話したらお父さんがキラに会いたいから今日の夕食を一緒にどうかだって」
キラ 「別に構わないが俺に会ってどうするんだ」
湊 「お礼が言いたいんじゃない」
キラ 「湊の家族にはお世話になるからな、俺ができることなら協力するから」
湊 「ありがとう、時間になったら迎えに来るから」
それだけ言うと部屋から出て行った湊、そして部屋で１人になったキラは帰る方法について考えていた
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