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~護衛一日目~
キラ 「私服じゃダメなのか」
朝7時ごろ目を覚まし朝食を済ませると私立桜塚高校の制服が置いてあり本来ならそれに着替えないといけないのだが今まで制服なんてきたことがないので若干の違和感がある
キラ 「長くても一週間の我慢だ」
桜塚高校に通うのは護衛のため仕事を果たせばキラはこの世界に残る必要はなくなる
湊 「準備できた?学校行くよ」
着替え終わったと同時に湊がやって来た
キラ 「ああ」
湊 「行ってきます」
家を出るまでに何人もの使用人と出会いそのたびに湊は行ってきますと挨拶をかかさず言っていた
キラ (デカい家だな)
玄関を出て湊の家を見てみると想像した通りかなりの大きさであった
湊 「早く行こ」
キラ 「急がなくても十分間に合うと思うが」
私立桜塚高校は湊の家から歩いて20分の距離にあると浩之から聞いている
湊 「時間は大丈夫だけど待たせてる人がいるから」
キラ 「ふ~ん、待たせてる人は俺の事知ってるのか?」
湊 「お父さんか昨日電話してたから少しは知ってるんじゃない」
キラ 「そっか・・・俺の事は湊の親戚の子って事にしておいてくれ、くれぐれも魔法使いや護衛の事は内緒で頼むぞ」
湊 「は~い」
親戚の子というのは浩之の案でしばらく日本で暮らすことになり藍沢家で預かることになった設定だ
キラ (魔法のない世界か)
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