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湊 「終わったの?」
キラ 「失敗か」
湊 「分かるの?」
キラ 「菜月さんの顔色が悪いままだし、ヒーリングケアで治すと体が光るんだが光らなかったから失敗のはずだ」
湊 「そんな」
やはり失敗したのがショックなのか湊の表情は暗くなった
菜月 「私は気持ちだけで充分よ」
湊 「でも・・・・」
キラ (俺がすげぇ悪いみたいになってるな)
元々成功するかは分からないので失敗の可能性もあったのだがいざ失敗してみるとキラが悪者みたいになってしまった
キラ (元の世界に帰るために魔力は残しておきたかったが、ここでやらなかったら後味が悪いからな)
元の世界に帰るための方法はすでに思いついていたのだがそれには大量の魔力が必要になり、菜月の病を治すと帰るのが遅れるのだが少しなら大丈夫だと思い菜月の治療をすることにした
キラ 「下がれ湊、菜月さん痛くはありませんから動かないでください」
湊 「魔法でも治らなかったのに今度は何するの?」
菜月 「それに痛くないってどうするのかしら」
キラ 「菜月さんの病をなかったことにするだけです・・・・・・神眼・・・来い『レグルス』」
やることは簡単、レグルスの事象の拒絶の力で菜月の病を存在しなかったことにするだけなのだが、突如キラの右手に刀が現れたせいか、菜月も湊もかなり驚いている
湊 「まさかその刀で切ったりしないよね?」
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