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「猫、寒いけど風呂入ろ?
毛がパサパサしてる気がするよ」
僕を見かけると、猛ダッシュで駆け寄って登って‐抱っこしてポーズ‐になる、可愛い僕の猫。
猫にしか熱烈に愛されない僕は、そう思った事実に打ちのめされながら、
確実に
彼女を想う傷から幾分癒されて、殺伐なキモチに成り勝ちな受験期間も、猫を見て笑ってられたコトに感謝してた。
二の腕に猫を乗せて、肘を曲げて挟んでプレス。
湯の中でも猫が不安にならないように、そっと尻から着水。
湯に馴染んでから、もう片方の手でシャンプーしてやる。
猫はキモチイイ!って、眼を細めてる。
さあ尻尾も洗ったろか?なんて、付け根の方から‥
んなっ!!!?
「しっ尻尾が裂けたぁっ!!!?」
長い尻尾が、二本有るように見えるんだケド!!
え?
えぇぇぇっ~!!!?
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