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斎藤さんに付いて家の中へと入って行く。
「うひゃー」
玄関を見渡すが、よく漫画やアニメにでてきそうな広い玄関だったので思わず奇声を発してしまった。
ベタにシャンデリアもあるし・・・
「南宮様。こちらです」
斎藤さんはそう言ってある一室に入って行った。
俺もついて行くとそこは多分リビングで部屋の中央で斎藤さんは姿勢を正して立っていた。
そして、その横には三つのソファーが並べられていて左から小柄な少女、別嬪(べっぴん)さん、小太りの男性が座っていた。
「桃真くん。よく来てくれたね」
小太りの男性・・・多分親父の会社の社長だろう人がニッと笑い立ち上がった。
「い、いえ」
「私は飛鳥信彦。君のお父さんとは幼馴染みでお父さんが働く会社の社長をやらしてもらっている」
「はい」
俺がそう応えると信彦さんはまたニッと笑った。
その笑顔から凄く良い人そうで良かったと心から思った。
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