5人が本棚に入れています
本棚に追加
「いかないで」
「1人にしないで」
眠りについているわたしは
涙を流しながら、いつもこう言って彼に抱きついていたらしい。
彼はそんなおもいをさせないようにか、いつもわたしが1人で暮らすアパートへと足を運んでくれていた。
彼のために夕飯を作って
「美味しい?」と聞くと
「まぁまぁ。」とだけ答え、
それでもきれいに平らげてくれるのが嬉しかった
彼はぶっきらぼうな愛情表現しかできなかったけど、そんなところが可愛くていとおしかった。
最初のコメントを投稿しよう!