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次の日、俺が学校に行くと、当たり前のように加藤が声をかけてきた。 「おぅ!な、宿題やってきた?」 俺が頷くと、 「やった!ノート見せて」 いつもと変わらない加藤の様子に俺は少し戸惑う。 文句を言われるか、殴られるか、無視されるか。その覚悟をしてきたが、いつも通りという答えは、考えていなかった。 …その時、俺を取り巻く状況が、周囲の人間によって大きく変化していることを張本人である全く知らなかったんだ。
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