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これは夢だろうか………。
夢であることは確かだ。
自分は数時間前にベッドに潜ったことは分かっている。
それにしてもリアル過ぎる夢。
長く伸びた黒髪を、後ろで高く結わえた少年……いや、青年か。
端整な顔立ちをした彼は、着物を着ている。
昔の人?
笑う彼の顔はフィルターが掛かっている様で、目元が窺えない。
でも、その笑顔は輝いていて夢であると分かっていながらも桜の心は引き付けられた。
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