始まり

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『あっ!パルマ先生、こんばんわ』 「はい、こんばんわ。」 パルマ先生はヘタレな俺の指導教官、怒ると怖いけどとても優しくて美しい、お姉さんみたいな先生なんだ。 「毎日訓練するのは良いことたけど、体も休めないとだめよカイト君。」 腰ぐらいまである長い髪をなびかせながらウインクしてくる。 『毎日しててもまるで上達しないんですけどね。』 実際ほとんど上達してない。ちょっと剣を強化できるようになったぐらいかな。 「そんなこと言わないの。訓練が一番大切なのよ!」 パルマ先生が熱心に言ってくる。変に熱血なのがちょっと困りものだったりもする。
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