1人が本棚に入れています
本棚に追加
/88ページ
最初は小さな小さな、
至極当たり前でありきたりな「嘘」
門限に遅れて「転んだ」とか「時間が分からなかった」とか
おばあちゃんに「右手で書きなさい」と言われて左の方が書きやすい、と言い張って左手を使った事。
そしてこれは嘘。
嘘の根底まで嘘で書き換えられて、改ざんされて、嘘になった記憶。本当を覚えてはいないから、ある意味記憶喪失
左利きになった経緯は何となく幾つかの想像がつくけど、それはあくまで想像なんだ。
最初のコメントを投稿しよう!