嘘ばっかり

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最初は小さな小さな、 至極当たり前でありきたりな「嘘」 門限に遅れて「転んだ」とか「時間が分からなかった」とか おばあちゃんに「右手で書きなさい」と言われて左の方が書きやすい、と言い張って左手を使った事。 そしてこれは嘘。 嘘の根底まで嘘で書き換えられて、改ざんされて、嘘になった記憶。本当を覚えてはいないから、ある意味記憶喪失 左利きになった経緯は何となく幾つかの想像がつくけど、それはあくまで想像なんだ。
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