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相変わらず今日も蒸し暑い。
俺は荷物をバスに詰め込み、自分の席に座った。
後から聖也が来た。
「はよ。今日の試合頑張れよ」
「おはよ。おう!任せとけい」
軽い挨拶を終え、部活の先公が出席を確認した。
「よし。みんなそろってるな」
しばらくしたらバスが走り出した。
見慣れない風景にはしゃぎながらあっという間に目的地に着いた。
「選手や大会に出る人は俺に付いて来い。そうじゃない人は指定されたベンチに付きなさい。」
「「「はぁい」」」
生徒達は先公の言う通りに行動した。
俺はしぶしぶベンチに座った。
あまりこういうの慣れてないから、ちょっと苦手。
「琉生、応援よろしく」
「わかってるって」
俺はバッグからあるものを取り出した。
自分のイニシャルが入ったリストバンド。
聖也とお揃い。
「ありがとー。やる気が出たよ!」
「良かった。早く戻らないと松先うるせーぞ(笑)」
「だよな~(笑)じゃな~」
松先→松本先公
サッカー部担当の先公
かなりうざいよ…
俺、苦手
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